2005年1月1日更新

まほちゃんち

島尾伸三（小説家・写真家、1948年生れ）、潮田登久子（写真家、1940年生れ）夫妻とその娘しまおまほ（まんが家、1978年生れ）という、アーティスト一家による展覧会。

小説『死の棘』を書いた島尾敏雄を父とする島尾伸三は、幼少期の実娘を撮影した＜まほちゃん＞、故郷への旅の様子を写真とエッセイでつづった＜損なわれた時を求めて＞など、自分の身の回りの出来事に繊細な視線を向けます。

潮田登久子は、いろいろな家庭で実際に使用されている冷蔵庫を撮りためた＜冷蔵庫＞に代表されるように、モノを通して人生を思い浮かばせるような写真を撮っています。

『女子高生ゴリコ』でひそかなブームを作り、その後もまんが家やエッセイストとして人気を誇るしまおまほは、今回、「まほちゃんの部屋」とでも呼ぶべき、濃密な空間を構成します。映像作品にも挑戦する予定。

また、島尾と潮田の共著『中国庶民生活図引』に倣い、家族でたびたび旅行した中国で買い集めた生活雑貨類と現地で撮った写真も展示します。

このユニークな一家を通して、懐かしくて新しい家族像が見えてくるかもしれません。
（パンフレットより抜粋）

期間：2004年10月23日（土）〜2005年1月10日（月・祝）
時間：9:30〜18:00（入場は17:30まで）
場所：水戸芸術現代美術ギャラリー
休館日：月曜日（1月10日は開館）
入場料：一般800円（前売・20名以上の団体600円）/中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料

主催：財団法人水戸市芸術振興財団
助成：芸術文化振興基金
協賛：アサヒビール株式会社
協力：株式会社写真弘社／富士フィルムイメージテック株式会社／株式会社創夢
企画：水戸芸術館現代美術センター
企画担当：浅井俊裕（水戸芸術館現代美術センター学芸員）

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