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2005年7月9日更新

世界の版画名品選

版画は、「版」を用いて同じ画像をいくつも生み出す手段として、古くからさまざまに用いられてきました。しかし、特に19世紀後半以降、それは美術の分野で大きな役割を果たし、現在ではその重要な表現手段のひとつとして認められています。

「版」を介在させることによって生まれる独特の表現は多くの作家を魅了し、これまでにさまざまな表現が生まれてきました。もちろんその表現は、使用する版や道具、工程など、版画特有の複雑な技法とも深い関係があります。しかし、名品と呼ばれる版画には、その技法の違いを超えた表現の豊かさ、深い精神性などが感じられます。

今回の展覧会では、近代の作家たちに大きな影響を与えたデューラーやレンブラントを始めとして、19世紀のドラクロワ、ムンク、ルドン、そして20世紀のピカソ、クレー、マティス、ミロらによる版画の名品約100点を紹介します。

希少なファン・ゴッホやルノワールの版画、<貧しき食事>を含むピカソのサルタンバンクシリーズなど、貴重な作品を見ることができるまたとない機会となります。ぜひご高覧ください。
(パンフレットより抜粋)

期間:2005年6月14日(火)〜7月10日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
場所:和歌山県立近代美術館
観覧料:一般400円(300円)/大学生250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金/高校生以下、65歳以上、障害者の方は無料

和歌山県立近代美術館

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