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FUJICOLORプリントおとどけ便

2005年10月6日更新

転換期の作法

20世紀末から21世紀初頭にかけてまさに激動の時代を体験している、中東欧地域(ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー)の現代美術を紹介することが本展覧会の目的です。

これまでにも、この地域の現代美術を含む展覧会は開催されたことがありますが、主として90年代以降に焦点を絞った展覧会は日本で初めての試みです。

1989年、旧東欧諸国では雪崩を打って社会主義体制が崩壊しました。そして2005年5月には、上記4ヶ国を含む10ヶ国がEUへの加盟を果たしました。古い価値体系が覆された後にやってきたのは、必ずしもユートピアというわけではありませんでした。

弱者救済の措置が十分に執られることもないまま、貧富の差は開く一方だといいます。そのような、いわば「資本主義的ジャングル」の中で生き延びるための様々な戦略が必要とされており、作家たちもまたその例外ではありません。

たとえば、地に根を張る確かさと、臨機応変の柔軟さ、そしてユーモア精神は、そんな今をたくましく生き延びるための技法といえましょう。また、一件超現実的に見えたとしても、実は入念な観察と奥深い洞察に満ちた作品も多く見られます。

この展覧会をきっかけとして、極東アジアと中東欧とが相互に影響を与え合い、共鳴する未来、共に生きる世界に向けての模索を行うことができればと期待しています。
(フライヤーより抜粋)

期間:2005年8月2日(火)〜10月10日(月・祝)
時間:10:00〜17:00(入館は30分前まで)
夜間開館:毎週金曜日は19:00まで会館(入館は30分前まで)
場所:国立国際美術館(大阪・中之島)
観覧料:一般830円(560円)/大学生450円(250円)/高校生250円(130円)/小・中学生無料
※()内は20名以上の団体料金

主催:国立国際美術館/国際交流基金
協賛:(財)ダイキン工業現代美術振興財団

国立国際美術館

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