Spreader.info
トップページ リニュー・インフォ アート・インフォ クラブ・インフォ アザー・インフォ スプレッド・サイト
ホーム > アート・インフォ > 2006年3月更新 > ドイツ表現主義の彫刻家 エルンスト・バルラハ

2006年3月28日更新

ドイツ表現主義の彫刻家
エルンスト・バルラハ

ハンブルク近郊ヴェーデルで生まれ、生涯の大半をメクレンブルク地方の小村ギュストローで過ごしたエルンスト・バルラハ(1870-1938)は、20世紀ドイツを代表する彫刻家・版画家・劇作家です。

「人間」を生涯のテーマとし、ユーモアや笑いなど生きる喜びだけではなく、貧困や飢餓そして戦争などに直面する人々の存在を、優れた彫刻、版画さらには戯曲などの文学作品に表現しました。

活動の主軸となる彫刻で特徴的なのは、バルラハが彫刻家として、中世以降ヨーロッパでほとんど顧みられることのなかった木彫に取り組んだことです。ドイツ表現主義のマニフェストともいえる「外が内になり、打ちが外になる」という彼自身の言葉に従い、人間の「生」と「死」についての感情が、簡素な輪郭線そして重厚または繊細な量塊により表現され、その木彫やブロンズ彫刻は、宗教性をも湛えて、観る人を深い観照へと誘います。

本展は「日本におけるドイツ年2005/2006」の一環として、エルンスト・バルラハ・ハウス(ハンブルク)そしてエルンスト・バルラハ財団(ギュストロー)というふたつの美術館の全面的な協力により、日本で開催される初のバルラハ回顧展です。

生涯に約100点しか制作されなかった木彫のうち12点を含む彫刻57点、素描75点、版画36点に関係資料などを加え総数やく180点で、人間存在の根源を見つめ続けたバルラハ芸術の全容を紹介します。
(フライヤーより抜粋)

期間:2006年2月21日(火)〜4月2日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
場所:京都国立近代美術館
当日料金:一般1,300円/大学生1,000円/高校生700円
前売料金:一般1,100円/大学生800円/高校生500円
団体料金:一般1,000円/大学生700円/高校生400円
※団体は20名以上、中学生以下は無料

主催:京都国立近代美術館/朝日新聞社
後援:ドイツ連邦共和国大使館/京都ドイツ文化センター
特別協賛:DEPEA BANK
協賛:野崎印刷紙業株式会社
協力:ヤマトロジスティクス株式会社/日本航空
助成:国際交流基金
企画協力:エルンスト・バルラハ・ハウス/エルンスト・バルラハ財団

The National Museum of Modern Art, Kyoto

Hot News
MoMAオンラインストアジャパン
Google
WWW を検索
サイト内を検索