2006年7月10日更新

照屋勇賢
水に浮かぶ島展

社会とアートの新たな出会いを作り出す美術展「アサヒ・アート・コラボレーション」。2000年にスタートした本シリーズの第7回として、「照屋勇賢―水に浮かぶ島」展を開催します。

雨降って森に育まれ、大地にろ過されて清水となり、人々の生活を潤して、また川へ海へと循環していく「水」。今回は、人間の営みと自然の関わり、あるいは世界の現在に独自のまなざしを向ける現代美術家の照屋勇賢が、水と大地、そして「ビール」でつながる人・もの・できごとにアートでアプローチします。

「水に浮かぶ島」と題した本展では、「ビール」というテーマをアーティストに提案しました。ビールについての調査を進めるなかで照屋は、水・麦・ホップ・酵母へと目を向け、大地から生まれたものであるとの実感を得たといいます。

水や麦を扱いながらヤンバルの山やチュラ海を考え、この地球や異なる宇宙観をデザートで表す…ビールを手がかりとしながら、水へ、森へ、大地へと発想を展開し、また日常的なものへと立ち戻っていく。

一つひとつの作品から、さまざまな読み解きを楽しんでいただけることでしょう。どうぞご期待下さい。
（フライヤーより抜粋）

期間：2006年6月17日（土）〜7月18日（火）
時間：10:00〜19:00
場所：すみだリバーサイドホール・ギャラリー
観覧料：無料

主催：財団法人 アサヒビール芸術文化財団
共催：墨田区／アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会
企画協力：社団法人 企業メセナ協議会

アサヒ・アート・フェスティバル　2006