2006年12月20日更新

都路華香展

幼い頃から学んだ四条派の画風に、建仁寺の黙雷禅師に参禅して得た精神性を交え、新技法を積極的に取り入れた華香の画風は、現代の我々から見ても非常に新鮮です。最近では、その画風が海外で愛され、アメリカに多くの作品が所蔵されています。

昭和七（一九三二）年の遺作展以来初の本格的な回顧展となる本展は、＜松の月＞、＜良夜＞、＜十牛図＞、アメリカから里帰りする＜緑波＞などの代表作を含む、初期から絶筆＜黙雷禅師肖像＞までの作品約九〇点と大下図、素描、資料等から構成するもので、永らく脚光を浴びることのなかった華香芸術の全貌を再認識できる絶好の機会になることと存じます。
（フライヤーより抜粋）

期間：2006年11月17日（金）〜12月24日（日）
時間：9:30〜17:00（入館は16:30まで）
場所：京都国立近代美術館［岡崎公園内］
観覧料：一般830円（700円／560円）／大学生450円（350円／250円）／高校生250円（200円／130円）
※（）内は前売り・団体料金、団体は20名以上

主催：京都国立近代美術館／東京国立近代美術館
後援：NHK京都放送局
協力：京阪電鉄

京都国立近代美術館