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2006年12月22日更新

林康夫展―オブジェ陶の幻惑

林康夫は1928(昭和3)年、京都の陶芸家林沐雨の次男として生まれました。

京都市立美術工芸学校では日本画を学びましたが戦争により中断、戦後は父のもとで陶芸を始めました。ほどなくして前衛美術家集団「四耕会」に入った林は、当時誰も手がけていなかった、用に縛られない陶のオブジェを発表し、パリでの現代日本陶芸展(1950)に弱冠22歳の若さで抜粋され、ただ一人オブジェ陶を出品した作家として注目されました。

その後人体をモチーフにしたフォルムから、より純粋な抽象形態へと制作をすすめた林は、80年代以降、錯視画像を仕掛けた立体にたどり着きました。それは飛行兵として体験した夜間飛行の錯視経験に基づくものでした。

作品の外側からその世界を覗き込む鑑賞者は、作者の意図した視点に入るや否や、立体と平面の境が逆転し、錯視の仮想世界にすべりこむ感覚にとらわれてしまうのです。

今回は林康夫のパリ店出品作を含む最初期の作品から、本展のために制作された最新作まで77点を展示し、合わせて美術工芸学校時代の貴重な日本画作品を展示します。
(フライヤーより抜粋)

期間:2006年10月1日(日)〜12月25日(月)
時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
場所:PARAMITA museum
入場料:一般1,000円(4枚セット券3,000円)/大学生800円/高校生500円/中学生以下無料

PARAMITA museum

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