2007年12月16日更新

池田満寿夫の版画

このたび京都国立近代美術館に、日本の現代版画の代表的作家として国の内外で高い評価を受けている故・池田満寿夫（1934-97）の版画作品約800点が寄贈されました。これらの作品は、池田満寿夫の長年のパートナーであったバイオリン奏者・佐藤陽子氏と同氏が池田満寿夫とともに運営してきたM&Y事務所から寄贈されたもので、「M&Yコレクション」として当館に収蔵・登録されました。

池田は若い頃に画家を志しましたが、その意思を生涯にわたり持ち続けていたと言われます。いま約40年間に及ぶその版画作品を通観すると、1970年代半ば以降のその作品は、彼が画家・池田満寿夫を目指した準備活動、あるいは若い時代への回帰の試みであったようにも思えます。

今回の展覧会は池田満寿夫版画作品の表現の豊穣さの確認であると同時に、私たちがその作品に対する別の批評軸を探る機会になることを願っています。
（フライヤーより抜粋）

期間：2007年11月20日（火）〜12月24日（月・祝）
時間：9:30〜17:00（入館は16:30まで）
場所：京都国立近代美術館（岡崎公園内）
休館日：月曜日（12月24日（月・祝）は開館）
観覧料：一般830円（700円／560円）／大学生450円（350円／250円）／高校生250円（200円／130円）
※（）内は前売、団体料金、団体は20名以上

主催：京都国立近代美術館

京都国立近代美術館｜The National Museum of Modern Art, Kyoto