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BULLET BALLET

モチーフは“拳銃”。ドキュメンタリー・タッチで、“東京フィスト世代がその下の世代と冷たい戦争を繰りひろげる話”というコンセプトの元で製作され、2000年3月に日本で公開された塚本晋也監督の作品です。

基本的な内容は一連の塚本作品に通じるものがあり、これに馴染めない人はやはり最後まで理解することが出来ぬまま終わりを迎えるでしょう…。モノクロの映像、光と闇の合間を彷徨う暴力、独特の音楽、多いカット数、鋭いキレを持つ俳優としての塚本晋也の演技、その独特の空気感は洗練されつつあり、根本的な説得力が徐々に増してきています。それは“より間口が広がった”とも受け取れますが、逆に“塚本晋也の色が薄れた”と取ることもできます。受け手によって賛否両論になるのは必至ですが、表現としての根幹部分に注視した場合、一連の作品の中ではこのバレット・バレエが一番わかりやすいと思います。いきなりこの作品から観始めるのではなく、初期作品から徐々に向き合っていくことで徐々に歩み寄ることができるのではないでしょうか。

内容はB級路線を突っ走っているのに関わらず、キャストはかなり豪華になっています。ヒロインの千里を演じる真野きりな(※1)、不良たちの頭役を演じる中村達也(※2)、ヤクザを“素”で演じてそうな井筒和幸(※3)、出番は少ないが自ら出演を買って出た鈴木京香、作品に重みを与える井川比佐志など、多くの個性派俳優達(※4)が名をつらねています。この微妙な豪華さについてはどこかスティーブン・ソダーバーグのオーシャンズ11を思い浮かべたりしますが、それはやはりその監督の持つ魅力が傑出しているからこそ出来る芸当なのかも知れません。出来ればその魅力が一般視聴者にも伝わるようにしてもらいたいものです。
(2002/07)

※1
トヨタの車「デュエット」のCMに出てた人と言えば思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか? といっても全然イメージが違うので、自分も最初は同じ人だと気づきませんでした…
※2
元BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)のドラマー。スカパラの助っ人ドラマーとしても活躍。映画出演は今作が初となる
※3
本業は当然ながら映画監督(ですよね?)。しかし最近は毒舌キャラを活かしてバラエティーに進出ぎみ!? 代表監督作品は「のど自慢」「岸和田少年愚連隊 」など
※4
塚本耕司(塚本監督の弟)はなんとか識別できましたが、またもや田口トモロヲがどこに出ているのかがわかりませんでした(笑)。どうも「カオルちゃん最強伝説」のイメージが強くて…
本文:ボブ爺

プロデューサー・脚本:
撮影監督・美術監督・編集:
音楽:
助監督:



撮影・照明:

撮影助手:
整音:
録音:
効果:
ネガ編集:
編集協力:
監督助手:
製作進行:


美術:




特殊メイク:
特殊メイク助手:


特殊造形:
ガンエフェクト:
メイクアップエフェクト:
衣装:



衣装協力:


スチール:
特殊効果:

銃器監修:
特別協力:
仕上担当:
整音助手:

タイトル:
タイミング:
オプチカル:

出演:

塚本晋也
塚本晋也
石川 忠
川原伸一
大谷清英
小出 健
黒木久勝
塚本晋也
天満眞也
志田貴之
関谷行雄
柿沼紀彦
柴崎憲治
長田直樹
深野俊英
吉田恵輔
福山秀美
石塚麻由美
関谷楽子
山本 学
細野太郎
木村亜希子
堀内智恵
江原真美
織田尚
山岡英則
木村一仁
鈴木志保
高濱 幹
唐沢裕一
原口智生
岩崎浩子
岡村可也
片岡友美
平岡希実久
池田由利子
片山裕佳子
三木将徳
天満眞也
鳴海 聡
船橋 誠
津田哲也
古賀一馬
小島 透
安井恩美
和田宣之
津田輝王
大見正晴
金子鉄男

塚本晋也
真野きりな
中村達也
村瀬貴洋
鈴木京香
井川比佐志
塩崎 誠
辻岡正人
佐久間高秀
神高貴宏
田口トモロヲ
井筒和幸
金 守珍
塚本耕司
黒沼弘巳

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