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チャーリーズ・エンジェル

オリジナルは全米ABCネットワークで1976年に始まったTVドラマ・シリーズで、放送1年目で全米年間視聴率がベスト5に飛び込んだという大ヒット番組。個性の異なる3人の美女が、謎の大金持ち“チャーリー”の元で私立探偵として様々な難事件を解決していく。そしてそのテレビドラマを現代風にアレンジし再構築したのが、今回の映画版チャーリーズ・エンジェルだと言えます。

主役の美女私立探偵を演じるのが、“キャメロン・ディアス”“ドリュー・バリモア”“ルーシー・リュー”の美女3人。若干ドリュー・バリモアには「?」な感じがしますが(笑)、実際に映画を観てみるとそれほど違和感がないのに正直驚きました。普通に考えるとキャメロン・ディアスの横に立たせるのには無理があり過ぎるボディな気がしますが・・・(笑)。ちなみに、個人的にはこの映画でルーシー・リュー株が一気に上昇しました。想像以上にセクシーな雰囲気を打ち出していたので、他の2人にひけをとらない存在感を発揮していたと思います。

やはり気になるのはアクションシーン。予告編でもこれ見よがしにワイヤーアクションを披露していましたが、実際には予告編で見せたようなインパクトはそれ程なかったように思います。これは単純に一度観てしまったからではなく、演出的側面が原因な気がします。冒頭であれだけブットンだ展開をもってくるのならば、アクション自体ももっと非現実的な動きを取り入れても良かったのではないでしょうか? しかし、ドリュー・バリモアの場合だけワイヤーアクションがバレバレというのがなんとも微妙な…(笑)。

ノリはB級路線を突っ走ってますが、出演者や監督の力加減が程よいので実際はかなりマトモです。映像的にはかなりこだわっているようですが(※1)、若干手法がペタな感じもするので“カッコよければなんでもアリ”というスタイルを貫いているように思えますし、ストーリーの方はオリジナルの基本路線を継承しているので“定番的安心感”があります。それぞれの要素を盛り込めるだけ盛り込んだ感がありますが、それが逆に良い方向に昇華された良い例だと言えるでしょう。

特に考える必要もなく普通に楽しめるので、個人的にはかなり気に入ってたりします。ロバート・ロドリゲス&クエンティン・タランティーノの作品にも同じ“ニオイ”を感じますが、よりエンターテイメント性を追求したスタイルがある分、チャーリーズ・エンジェルの方が間口が広く一般受けしやすい内容になっています。観終わった後の爽快感がナカナカなものなので、スカッとしたい場合には是非お勧めです。あ、そういえばLLクールJがチョットだけ出てくるのですが、しっかり自分の存在感は発揮していたので妙にツボにはまってしまいました(ところで本業はどうなった???)。
(2003/05)

冒頭のシーンはずっとワンカット(風)で撮影されているのですが、スネークアイズ(ニコラス・ケイジ主演)での超ロングカットが既に存在しているので、表現効果的には肩透かしを食らった感じがします。しかも不自然な方向から突然スチュワーデスが画面を横切ったりするんで、そこまでして強引にワンカット(風)な演出にこだわる必要もないような…。あ、“なんでも盛り込んじまえ精神”が基本だったら、アレはアレで必要不可欠な演出なのかも!?
本文:ボブ爺

監督:
製作総指揮:


製作:


脚本:

撮影:
音楽:
武術指導:

出演:

マックジー
ベティ・トーマス
ジェノ・トッピング
ジョゼフ・M・カラシオロ
レナード・ゴールドバーグ
ドリュー・バリモア
ナンシー・ジュボネン
ライアン・ロウ
ジョン・オーガスト
ラッセル・カーペンター
エドワード・シェアマー
ユエン・チョンヤン

キャメロン・ディアス
ドリュー・バリモア
ルーシー・リュー
ビル・マーレイ
サム・ロックウェル
ティム・カリー
ケリー・リンチ
クリスピン・グローバー
ジョン・フォーサイス
マット・ルブランク
LLクールJ

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